退職を決意した場合、まずはその意思を伝える必要があります。一番最初に上司に辞めることを伝えるのですが、この時の言い方にもマナーを心がけましょう。一方的に「辞めます」というだけでなく、傷つけたり誤解を招く様な表現は控え、上司や職場を尊重した言葉を使う方が良いでしょう。このように上司と相談して、退職と退職日が決定してから、退職願を会社に提出する方がマナーとして適しています。この時、おそらく「退職理由」が話し合いの焦点にあがるでしょうが、この「退職理由」は濁さずに正直に話す事が社会人としてのマナーです。色々と話しにくい内容もあるでしょうが、例え会社に対する不満で退職を考えている場合でも正直に話しましょう。そういった誠実な姿勢は決してマイナスには取られません。その話し合いで退職日が決定すれば退職願を書くのですが、絶対に必要な書類というわけではありません。しかし、マナーとしてしっかりと書きましょう。パソコンではなく手書きが一般的で、ボールペンではなく万年筆や筆ペンを使うとより一層誠意が伝わります。退職に向けての準備については【円満退職万歳】に詳しく書かれていますので、参考にしてみてください。
自身の退職が決まれば、後に残される方々のためにも仕事の資料を作成し、しっかりと引き継ぎを行いましょう。そして退職の時期を自分の都合で勝手に周りに話すこともマナー違反です。こういった事も上司と相談し、周りに知らせるようにしましょう。退職後にも守るべきマナーはあります。それは、退職前に知りえた情報は簡単に漏らさない様にすることです。こういったマナーをしっかりと守れば、円満退職をすることができるでしょう。