どんなものにも始まりがあれば終わりがある。これは世の中の当然の理というもので、有終の美という言葉がある通り最後が大切になってくるのです。そして仕事も同様のことが言えて「終わりよければすべてよし」円満退職を望むのが自然なことになっています。
普通に勤めて同僚との人間関係を良好にしておけばいいと考えるかもしれません。それは悪いことではありませんが、少しだけ足りない気がします。重要なポイントになってくるのが仕事に関してで、当然のことですが引き継ぎと自分の後を任せられる相手を育てておくことにあります。円満退職というのは本人だけのものではなく、同僚に関しても同じことであり、退職された後に仕事が回らないのでは困り果ててしまうというものです。それゆえ、退職の日が決まったら今の仕事を進めると同時に引き継ぎも行っていくことが求められます。これを怠ってしまうと後に禍根となってしまい、円満とはいかなくなってしまうので注意が必要になります。そして自分の後を引き継いでもらう人材を育てていくこと、これも重要なポイントになってくるので、ある程度の時期になったら積極的に仕事を行っていくのではなく、裏方に回って育てることを中心に考えることが必要になってくるのです。こういった地味な作業をしっかりと行うことによって、周囲との軋轢がなくなり、辞めた後に少し寂しいかもしれませんが仕事が円滑に回るので、円満退職、有終の美を飾ることができるのです。